安全な在宅ワークの見分け方!危険・怪しい求人の特徴5つ

安全な在宅ワーク

在宅ワーク初心者が抱く不安には、稼げるかどうかのほかに「応募したい仕事が安全か」があります。求人に応募してみたものの、契約を進めていると不安になってきた、金銭を要求されたという人もいるかもしれません。

この記事では、在宅ワーク初心者向けに、危険な在宅ワークの特徴と安全な仕事の見分け方を紹介します。

求人情報から安全・危険が見分けられれば、詐欺などの被害に遭わず、効率よく求人をチェックできます!

危険な在宅ワーク求人の特徴

まずは、危険な在宅ワークと思われる求人、募集要項を紹介します。該当すれば100%危険というわけではありませんが、安全であるか見分けるためには重要なポイントです。

「在宅ワークに必要だ」と言って金銭の支払いを命じる

在宅ワークを始めるもしくは契約を交わすにあたり、金銭を要求する会社はほとんど詐欺と捉えてかまいません。

実際に被害があり、消費者庁から注意喚起されている例では、webサイトに掲載する文章を作成する在宅ワークにおいて、webサイトの作成費用50万円、サーバー増設の名目で追加の支払いをさせるというケースがあります。

 

ここだけ見ると「だまされるわけない!」と思うのですが、「◯◯さんなら確実に稼げる」「追加支払いをしないと報酬を支払えない」と、在宅ワーカーの心理を揺さぶっているのです。


参考
在宅ワークを希望する消費者にホームページ作成料等の名目で多額の金銭を支払わせる在宅ワーク事業者2社に関する注意喚起 消費者庁

稼げるマニュアル(情報商材)を購入させられる

上記のような高額な要求をせずとも「マニュアルを購入するだけで毎月30万円以上稼げます!」という情報商材もあります。

マニュアルは1万円程度のものから10万円以上の高額な情報商材があるようですが、マニュアルの中身はこれといって意味のないものだとか。

別サイトへの誘導・謎の研修を受けさせられる

怪しい在宅ワークでは、求人応募したあとまったく関係ないサイトに誘導されるケースがあります。よくあるケースが、オンライン研修と言われ参加すると、マルチのセミナーだったというもの。

求人応募をしたときの自動返信メールには「スマホだけで誰でも毎月50万円稼げる」などと魅力的な言葉が書かれています。

 

要するに、マルチで稼ごうということ。「あなたもこの情報を別の人に紹介したり買ってもらったりすれば儲かるよ」と。もはや在宅ワークではありません。

きちんとした在宅ワークでも採用後に研修を受けることもありますが、テストや面接を受けて合格した場合のみ。急に研修を受けさせることはあり得ません。

「スマホだけで100万円稼げる」のような報酬の提示

ある程度物事を疑って見ている人なら「そんなわけない」と思いますが、簡単なのにたくさん稼げる系の広告や求人には要注意です。マルチのセミナーに勧誘されるか、儲かる系の情報商材を買わされるかです。

在宅ワークで毎月50万円、100万円と稼いでいる人もいますが、それは実力とやる気があるから。決して楽をしているわけではありません。

ただ「スマホだけで毎月25万円稼げる」と現実的な金額を提示されると、信じてしまう人もいるでしょう。どっちにしろ、どのような仕事であるか見分ける必要があります。

サイトの規約に違反する仕事

最初に50万円よこせと言われたり、セミナーを受けろと言われたりすれば、怪しさ全開で被害が出る前に逃げることはできます。しかし、自分自身が加害者になる可能性があり、悪いことをしていると自覚がないパターンが、サイトの規約違反に該当する在宅ワークです。

よくある在宅ワークの求人として「フリマアプリの出品代行」というもの。たとえば、メルカリの規約では、このような規約があります。

禁止されている行為

・出品者とは別の第三者の商品を代理で出品すること

禁止されている行為 – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ

禁止されている行為 手元にないもの

メルカリでは、手元にない商品の出品を禁止しています。

商品が手元にないことで、商品に関する質問に答えられない、配送できない/遅延するなどのトラブルを避けるためです。

また、他社のECサイトから購入者宛に直接商品を発送することや、配送代行サービスの利用も禁止しています。

違反を確認した場合は取引キャンセル・商品削除・利用制限となる場合があります。

手元にないもの – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ

わかりやすく言うと「あなたのメルカリアカウントで私の商品を出品して、発送はこっちでするから」という内容の在宅ワークはNG。

 

ただし、メルカリ関連の在宅ワークがすべてダメというわけではありません。

  • 商品紹介の文章作成
  • 商品の画像の加工、修正
  • メルカリ内での発送連絡業務
  • 商品の在庫管理

このような仕事は、メルカリの規約違反に該当しないでしょう。

安全な在宅ワーク求人を見分ける方法

これらに該当すれば100%安全というわけではありませんが、求人応募の前に見分けるポイントを理解しておきましょう。

会社名・住所・電話番号を検索する

求人情報には、会社名とともに所在地が記載されていますよね。多くの場合、会社名で検索すると企業のwebサイトが上位に表示されます。web関連の仕事なら、規模の大小はあれど企業のwebサイトは存在するはず。

これに加え、住所をGoogleマップで実在する会社か調べてみましょう。webサイトが立ち上がっているだけでは、実在する会社かどうかは判断が難しいのです。

 

さらに、ストリートビューで所在地の建物を見ることもおすすめです。ただ、バーチャルオフィスやレンタルオフィスで住所貸しサービスを利用している会社もあるため、オフィスがない=危ないわけではありません。。

また、会社の電話番号を検索してみると「電話番号検索サイト」が表示されます。そのサイト内では、電話の相手がどのような人物かを口コミでチェックできるので、ひとつの目安になるでしょう。

簡単に稼げる・すぐに100万稼げるのような言葉を信用しない

危ない在宅ワーク求人にひっかからない、基礎中の基礎ですが最も大事なものが「稼げる」という甘い言葉を信用しないことです。

お金に困っている、在宅ワークで稼げず苦労している人は、ついこのような求人に心を奪われそうになります。頭では「稼げないだろう」とわかっているのに、もしかしたらいい案件があるかもと思う人もいるかもしれません。

ご存じだと思いますが、すぐに稼げる簡単在宅ワークは存在しません。たくさん稼いでいる人はそれなりに努力をしているのです。

在宅ワークで詐欺被害にあったときの対処法

  • 不必要な金銭を支払った
  • 仕事をして納品をしたのに報酬が振り込まれない
  • 伝えた情報を悪用された

このように詐欺被害に遭ったときは、消費者庁の消費者ホットラインもしくはお住まいの地域の国民生活センターに相談してください。

たとえ1万円程度の被害だとしても、相談が面倒くさくても被害の報告をしておくことは重要です。ほかの被害者を増やさないためにも、ひとりの被害者の声が必要になります。メールやLINEをやりとりした記録も残しておきましょう。

少しでも怪しいと思った求人は応募を控えよう

在宅ワーク初心者は、何がよくて何が悪いのか判断できない人もいます。判断できないことは、決して恥ずかしいことではありません。詐欺をする側も巧妙な手口や誘い文句でメールをするので、だまされる人もいます。

少しでも怪しい求人には応募しない、万が一被害にあったら相談をするというポイントを忘れないでくださいね。

 

このブログでは、スマホだけで3万円の収入を狙える、安全な在宅ワークも紹介しています。