2020年は新型コロナの影響により、働き方に対する意識が大きく変わりました。
2021年を迎えてからもその状態は変わらず、より一層テレワークが推進され、国民ひとりひとりが働き方について考えるようになっています。
在宅ワークは、自宅でできる仕事なので、
- コロナの影響で仕事探しに困っている人
- 小さな子どもが家にいるので働きに出られない人
- 収入が減って生活費の足しを作りたい人
このような人たちにとって、収入を得られるひとつの手段になります。
目次
そもそも「在宅ワーク」とは?
在宅ワークとは、自宅で行う仕事のことで、在宅ワークをしている人のことを「在宅ワーカー」といいます。
在宅ワークの雇用形態は、おもに「業務委託契約」となるため、企業に勤めるのではなく企業から仕事を受ける立場です。
似た言葉に、内職・在宅勤務がありますが、それぞれ若干違う意味を持ちます。ざっくり解説すると、以下のような違いがあります。
- 在宅ワーク:企業勤めではない個人事業主によるパソコンを使った仕事
- 内職:主婦などによる手作業の仕事
- 在宅勤務:会社勤めをする人(企業と雇用契約を結んでいる正社員・派遣社員・アルバイト・パートなど)が自宅で勤務を行うこと
この記事で説明するのは、個人事業主・フリーランスによる在宅ワークについて紹介しています。
内職の仕事内容や求人を知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
在宅ワークの仕事の種類
在宅ワークのほとんどはパソコンを使用する仕事です。WordやExcelを使用してデータを作る仕事もあれば、YouTubeの動画編集など、幅広いジャンルの仕事が存在します。
在宅ワーク初心者にも挑戦しやすい、家でできる仕事はこちら。
- データ入力、データ作成
- アンケート、口コミ投稿
- コールセンタースタッフ
在宅ワークの経験がなくても絵が描ける人なら、動画や記事に挿入するイラストレーターとして在宅ワークをするという手段もあります。
一見ハイレベルに見える在宅ワークですが、パソコンで文字を打つのが早くなくても、プログラミングができなくても、挑戦できる仕事はたくさんあるので安心してくださいね。
在宅ワーカーになる方法
在宅ワーカーと名乗れる条件など、明確なものはありません。企業から仕事を受注して報酬を得ているなら、働く時間や稼いだお金はどうであれ在宅ワーカーです。
在宅ワーカーになる具体的な方法は、自宅でできる仕事に応募して、実際に作業をしてお金をもらうこと。
記事の後半では、在宅ワークの求人サイトの紹介と探す方法を詳しく説明しているので、そちらもチェックしてください。
在宅ワークのメリット・デメリット
在宅ワークというと、家で好きなように仕事できるイメージがありますが、デメリットも存在します。メリット・デメリットを踏まえたうえで、在宅ワークに挑戦するかを決めてもよいでしょう。
在宅ワークのメリット
在宅ワークのメリットはこちら。
- 通勤時間がないため有効に時間を使える
- 同僚や上司など他人によるストレスがない
- 室温など部屋の環境を自由にできる
- 病院、外出、子どものお迎え、トイレに行くタイミングなどが自由
- 頑張り次第では同年代の人の倍以上稼げる
私自身在宅ワークを始めてから、2~4つ目のストレスがなくなったことがとても幸せです。
周囲に気を遣いがち、小さな変化でストレスを感じる人にとって、かなり大きなメリットを実感できるでしょう。
在宅ワークのデメリット
在宅ワークのデメリットはこちら。必ず頭に入れておきましょう。
- 収入が不安定なときもある(いきなり仕事が切られる可能性あり)
- 体調不良などで仕事ができないと収入0円
- 誘惑に弱い人はゲームやスマホを触って集中できない
特に収入が不安定なことは、かなり大きなデメリットです。企業勤めと違って「今月で打ち切りです」と宣言されることもあります。
在宅ワークに向いている人・向いていない人
正直なところ、性格で在宅ワークの向き・不向きは別れます。参考としてチェックしてみてください。
こんな人におすすめ
- 主婦、子育て中のママ
- 家族やペットを介護している人
- 病気などの理由で外出や人が多い場所に行けない人
実際、在宅ワークをしている人には、主婦やママが多いです。SNSを見ると、子育てをしながら在宅ワークだけで20万円、30万円と稼いでいる人もいます。
「子育てをして忙しいから…」と諦める必要はありません。
性格・特徴的に向いている人
- 自発性がある
- 常に上を目指し勉強・スキルアップしている
- 意志が強い
- 孤独に強い
- 計画性がある
在宅ワークに向いているのは、これらの性格や特徴に当てはまる人です。特に重要なのは、自発性があることです。
性格・特徴的に向いていない人
- できない・やらない理由が先に浮かぶ
- できないことはすぐに誰かに任せがち
- 在宅ワークできる環境が整えられない
極端に言うと「楽をしたがりの人」は在宅ワークに向いていません。在宅ワークに向いている人・向いていない人については、以下の記事で詳細に説明しています。
「私に在宅ワークはできるかな?」と不安な方は、一度適正をチェックしてみてください。
在宅ワークを始めるには何が必要?
いざ「在宅ワークを始めよう!」と思ったら、まずは準備をしなければなりません。
ここでは、最低限必要なものを紹介します。それ以外のものは、必要だと感じたときに購入しましょう。
必須アイテム
極端な話、ネットに繋がったノートパソコン1台あればそれで十分です。パソコンには、WordとExcelが入っていればOK。ハイスペックじゃなくても、中程度であれば問題ありません。
ノートパソコンならwebカメラが内蔵されたものもあるので、web面接やビデオミーティングに参加できます。
その後必要に応じて、イヤホンやヘッドホンなどの機器を揃えつつ、仕事用の机やゲーミングチェアなど、快適に仕事をするためのアイテムを購入してもよいでしょう。
時間とやる気があれば大丈夫
どんなにハイスペックなパソコンを購入しても、働く時間とやる気がなければ稼げません。1日1時間程度しか時間がとれないなら、思うように稼げないかもしれません。
「絶対に稼いでやる」という強い気持ちと、週数回でもいいので、3時間以上まとまった時間を確保することが稼ぐポイントです。
資格は必要ない
在宅ワークに必須資格はありません。たとえば、お金について記事を書く仕事で「税理士ライター」を名乗るなら税理士の資格は必要ですが、特定の資格がないと仕事できないわけではありません。
在宅ワークで必要なのは、資格ではなく、経験・実績・スキルの3つです。在宅ワークの募集では、実績の提出や経験年数の記載があるので、資格にこだわらなくてよいでしょう。
在宅ワークはどれくらい稼げる?
在宅ワークをするにあたって一番気になるのが、報酬・収入です。ストレスの少ない仕事とはいえ、稼げなければ意味がありません。
在宅ワーク未経験者、スキルがあまりない人でも達成できる報酬について紹介します。
在宅ワークだけで毎月10万円以上稼ぐことも可能
私の経験ですが、在宅ワークを始めて3ヶ月目で月収10万円を達成しました。2019年7月末で以前の職場を退職、同年8月1日から在宅ワークを探しつつ仕事をしています。
- 2019年8月:8,700円
- 2019年9月:76,000円
- 2019年10月:106,000円(月10万達成)
スキルほぼ0だったので、ひとつの仕事の単価がものすごく安く、かなり効率の悪い仕事をしていました。効率の悪さを体感した時代も、必要な時間だったと思います。
在宅ワークで毎月10万円を稼ぐコツと求人を探す方法は、以下の記事で紹介しています。
初心者は月5万以上を目指そう
私は独身なので、在宅ワークに割ける時間はたくさんあったこと、たまたまいい仕事に巡り会えたから、3ヶ月で月10万円を達成できました。
子育てをしている方、在宅ワークに割ける時間が少ない人は、まずは月5万円稼ぐことをひとつのゴールにしてみましょう。
月5万円の報酬ならフルタイムで在宅ワークをしなくても、週3日で1日5時間程度働けば達成できるラインです。
在宅ワークはどこで探す?
これから在宅ワークを始める方は「どこで求人が募集されているのかわからない!」という人も多いでしょう。
私が実際に求人を検索して、応募・合格して仕事をした経験のあるサイトを3つ紹介します。
ママワークス
ママワークスは、主婦やママ向けの在宅ワーク求人が掲載されたサイトです。「ママ」というサイト名ですが、独身の人や男性も応募できるのでご安心を!
データ入力、データ作成、テレアポ、フリマ出品、SNS運用代行のように、在宅ワーク未経験でも、パソコンが使える人なら応募できる求人がたくさん揃っています。
まずは一度アクセスして、どのような仕事があるのかチェックしてみてください。
indeed
「仕事探しはインディード♪」のCMで有名なindeedは、在宅ワーク求人もかなり豊富に掲載されています。
私が在宅ワークを始めた当初、indeedで毎日新着の在宅ワーク求人を探し応募していました。Googleアカウントで登録できて、新着求人をメールやLINEでお知らせしてくれるので、登録しておいて損はありません。
クラウドワークス
クラウドワークスとは、働きたい人(ワーカー)と作業をお願いしたい人(クライアント)をつなぐサイトです。
ママワークスやindeedのような求人サイトではなく、仲介サイトなので仲介手数料などが差し引かれます。
最初はサイトの利用方法に迷うかもしれませんが、データ入力など簡単なお仕事を一通りやってみれば、サイトの使い方が掴めるはずです。
在宅ワークで新しい時代の働き方を考えてみよう
新型コロナの影響で、テレワークや在宅ワークの普及のスピードが高まりました。周囲に在宅ワークをしている人はあまりいなくても、意外にも在宅ワークをしている人口は増えているんです。
これから自分のため、家族のために、自宅で仕事ができるように、今この瞬間から知識やスキルを身につけませんか?