新型コロナウイルスの影響により、在宅ワーク・リモートワークがこれまで以上に知られるようになりました。
在宅ワークのメリットとして、周囲の雑音を気にせず仕事がでる、通勤時間が0分になるなどがあります。
そこで今回は、家で仕事がしたい主婦・ママ、在宅ワーク初心者、在宅ワークに挑戦したい人に向けて、在宅ワークを始めるときに知っておきたいポイントを紹介します。
目次
STEP1:在宅ワークに必要な情報をピックアップする
在宅ワークをする前に考えておきたいのが、現実的に稼働できる時間・目標の月収・自分のできる仕事、したい仕事の3つのポイントです。
この3つのポイントを紙やパソコンに書き出すことで、理想と現実のギャップが見えてきます。
下記で紹介しているポイントの下部を参考に、あなたの理想を書き出してみましょう。
どれくらいの時間を仕事できるか
理想と現実のギャップが大きくなりがちなのが働く時間です。
「毎日4時間は仕事する!」「子どもが幼稚園・保育園へ行っている時間に2時間、子どもを寝かしつけたあと2時間」と決めていても、うまくいかないことがほとんど。
週単位で考えると確保できる時間は、想像しているものから1日マイナス30分~2時間というのが、現実的ですが、まずは確保できそうな時間を書いてみましょう。
- 月曜日~金曜日の平日だけ毎日3時間働く
- フルタイム気分で在宅ワークしたいから週5で1日8時間
- 月水金だけ3時間ずつ働く、週10時間程度
どれくらいの収入がほしいのか
働ける時間と希望収入は同時に考えることで、具体的な働き方が見えてきます。
たとえば、在宅ワークの事務アシスタントを週5日稼働できるとして、在宅ワークのオンライン事務の時給は約900円~1,000円なので、月5万円ほしいのであれば、1日平均で3~4時間働けば目標達成します。
webライターであれば、月5万円目標なら5,000円の記事を毎月10本、2,000円の記事なら毎月25本執筆する、という計算ができます。
- とにかく毎月10万円稼ぎたい!
- まずはマイペースに毎月3万円を稼げるように目指す
- 平日だけゆっくり在宅ワークして5万円ほしい
自分には何ができるのか・何がしたいのか
在宅ワークをしている主婦・ママがしている職種は、
- webデザイナーなどのクリエイティブ職
- webライター・フリーライター
- オンライン事務・データ入力
- テープ起こし(音声起こし)
このようなものが多く見られます。
私の経験上、上記のなかで気軽に挑戦できるものは、オンライン事務とwebライターです。
具体的な職種やジャンルを書き出さなくても、エクセル、タイピングといったざっくりとしたできることでもOKです。
- ExcelでSUM関数程度ならできる
- Wordで請求書とか送り状の一般的なものなら作成できる
- タイピングが早いのでデータ入力なら自信あり
- ちょっとした文章なら書けそう
- webライターとして働きたい!
必要最低限のものは揃えておく
在宅ワークにおいて仕事スタイルにあったパソコンは必須ですよね。
「デスクトップパソコンとノートパソコンどちらがいいの?」という声もよく見かけますが、どこで仕事をするか、どのような仕事をするかを考えて選びましょう。
たとえば家の決まった場所でしか仕事をしないという方はデスクトップパソコンがおすすめですし、ノマドワークもしたい方や、リビングや自室など作業をする場所を移動する方はノートパソコンはおすすめです。
ちなみに私が使用しているパソコンはこちら。
2020年、SAKURAカラーを購入したのですが、可愛いし使いやすいし本当に買ってよかったです。
どのような職種の在宅ワークをする場合でも、以下ものは準備をしておきましょう。
①webカメラ(デスクトップパソコン・カメラが付いていないノートパソコン)
②マイク付きイヤホンorヘッドホン(2,000円くらいで十分)
このふたつは、オンライン面接やビデオ通話で必要になります。
それ以外は、仕事をしながら「これがあったら便利だな」というものから徐々に揃えていけばOKです。
STEP2:在宅ワークの求人を探す
STEP1で書き出した、現実的に稼働できる時間・目標の月収・自分のできる仕事、したい仕事を書き出したら、それをもとに求人を探してみましょう!
このSTEP1をすることで、なんとなく求人を眺めていることから、働くために求人をチェックしているという意識に変わります。
意味のなさそうなSTEP1の、希望や思いを可視化することはかなり重要です!
主婦・ママが在宅ワークをするのであれば、
このサイトで求人を探すのがおすすめです。
クラウドワークスとランサーズは、クラウドソーシングサイトなので、求人サイトとは違いますが、在宅ワーク初心者は安心して仕事が受けられるでしょう。
在宅ワークの探し方とコツは、上記の記事にまとめているのでこちらをチェックしてくださいね。
STEP3:プロフィール・履歴書を作成する
この5つのステップのなかで一番重要なのが、プロフィール・履歴書の作成です。
最初から在宅ワークに使える完璧なプロフィールを作るのはなかなか難しいかもしれませんが、ほかの人のプロフィールを見たり経験を重ねるうちにブラッシュアップしたりと、徐々に仕上げていくのもよいでしょう。
初心者在宅ワーカーに特に注意してほしいのは、
初心者アピールやネガティブなことをプロフィールに書いてある人に、クライアントは仕事を頼みたいでしょうか?
仕事を受けるチャンスをゲットするほうが優先なので、プロフィールで予防線を張らないようにしましょう。
STEP4:求人に応募、テスト・面接を受ける
いつでも仕事が受けられる準備をして、プロフィールを作成したら気になる求人に応募しましょう。
仕事を探すコツや在宅ワークを探すのにおすすめのサイトはありますが、テスト・面接のコツはこれといってありません。
「〇〇すればテストで合格しやすい!」「オンライン面接はこうすればいい!」というコツよりも、迅速でスムーズに進むやりとりができるか・今の実力で仕事ができるか・仕事を頼みたい人物であるかということが大切です。
新卒採用や若い世代の雇用とは違って、在宅ワークは人を育てるよりも即戦力になる人を探しています。
マニュアルは教科書になる
たとえばwebライターのテストライティングのとき、記事をこれに沿って書くというルールを設けて、記事の書き方がまとめれたマニュアルが配布されることがあります。
最初は自由に書きたいと思う気持ちもあるし、マニュアルに目を通すのはめんどくさいですよね。
でもそのマニュアルは、webライティング全般に通用するルールが書かれていたり、SEOライティングをするにあたって重要な情報が書かれていたりと、スキルアップするために必要な情報が書かれていることがあります。
たとえテストに受からなかったとしても、ひとつ仕事をした、学べることもあったとポジティブに捉えましょう。
安すぎる報酬の仕事は受けない
特にクラウドワークスやランサーズといった、クラウドソーシングサイトに多くあるのが、極端に安い報酬の仕事です。
受けちゃダメ!とまではいいませんが、それ以上の単価の仕事は意外とあるので、とにかく仕事がしたい…初心者だから実績を重ねないと…焦らないでくださいね。
テープ起こしであれば分単価50円以下、webライターであれば文字単価0.1円・0.2円といった、平均よりも報酬の安い仕事は、できるだけ避けたほうがいいかもしれません。
クラウドソーシングサイトは報酬から約20パーセントの手数料が引かれて、さらに報酬は減ってしまうので「なんのために時間をかけて仕事をしているのだろう」となってしまいます。
STEP4.5:モチベーションをキープしながら仕事を探す
私のようにスキルほぼ0で在宅ワークをはじめる方は、応募した半分以上は受からないと思って仕事を探しましょう。
スキルや在宅ワーク経験がないときは、5個応募したとして1個受かれば万歳なので「全部受かったら仕事できないな」という考えを持たないほうがいいです。
初心者のときは折れない心が特に大事なので、同じような仕事をしている人のTwitterやInstagramを見てモチベーションをキープしましょう!
STEP5:在宅ワークをスタートする!
在宅ワークで採用されたら、あとは仕事をどんどんこなしていきましょう。
万が一納期に間に合わなさそうなときは、遅れてしまうとわかった時点で、納期に遅れてしまう理由・進捗状況・いつ頃に納品できるかということを伝えましょう。
納期はクライアントと在宅ワーカーの約束であり信頼関係です。
長期案件は、迅速で丁寧な対応+高クオリティものを納品すれば、来月も再来月も依頼をしてくれるはずです。
仕事に余裕が出てきたらさらに仕事を追加して、スキル・実績・収入をどんどん増やしましょう!
在宅ワークで安定した収入を得るようになるまで
在宅ワークは働いたら働いたぶんだけ収入がアップしますが、働かなければ収入は0円です。
そこが月給で働く仕事とは大きな違いで、少しでも手を抜いてしまうと次の仕事がないかもしれないですし、体調が悪くて寝込んでしまうとその分収入は減ってしまいます。
来月は今月と同じ量だけ仕事があるかもわからないというのは怖いですが、自分のスキルを存分に生かして仕事を受けているというやりがいは、会社員よりもはるかに大きいです。
初心者や仕事をはじめたときは厳しいことも多々ありますが、在宅ワーカーとして成長できれば、家で仕事をしながら会社員よりも大きな収入を得られるチャンスはあるので、頑張りましょう!